かわせみの生活 ブログ / 和の暮らし 一期一会

伝統的な和のアイテム、文房四宝、四季折々の自然。忘れかけた古きよき日本の姿を、かわせみの視点でご紹介。
和文化の中で愉しむ密かな一期一会は、かわせみの創作の原点です。

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2015.02.06 Friday

墓石 筆文字 「和」

墓石に刻む筆文字「和」を揮毫させていただきました。
東京都にお住まいのAさんからのご依頼です。



温かく、優しく、そして強く。

そんなイメージで書き上げました。

墓石文字はこれまでにも何度か書かせていただいてますが、
ご家族、ご先祖さまが眠る大切なシンボルだけに、
いつも責任を感じながら、真剣に筆をとってます。

Aさんに、なぜ「和」を刻もうと思われたのか、なぜ私に依頼されたのか、
理由をおたずねしてみると、こんなお返事をメールで頂戴しました。

掲載のご了承をいただきましたので、そのままご紹介します。


*****
父は家族をとても大事にしてくれました。
僕は父が亡くなった今でも、困ったときや迷ったときには「父ならどうしただろう?」と考えます。

亡くなってしまっても、どこかで見ていてくれる、どこかでつながっている。
それが家族の「和」であり、お墓は父や、これから入るであろう母との家族の和を感じられる場所にしたい、
そういう思いで温かみのある、かつ凛としたところのあるカワセミさんの「和」に惹かれた次第です。
*****


拝読後、胸がジンとしました。

永年引き継がれるご家族を象徴する「和」。
私が揮毫させていただけたこと、身に余る光栄です。

原書は額に飾っていただけるよう、落款も心を込めて押印。

とても素敵なお仕事をさせていただきました。

どうもありがとうございました。


(※作品の転用は固くお断りいたします)
 


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2013.11.03 Sunday

篆刻 オーダーメイド/名前印 「季」

私の友人で、たびたび「かわせみブログ」にもご登場いただいてる彩香さん。
昨年、女の子をご出産されました。

お祝いに差し上げた命名書(一文字書)に続き、
このたび、お子さまの「名前印」を彫らせていただきました。

「1歳のお誕生日の記念に」という彩香さんからのご要望です。

☆命名書はこちら >>>




「季」

お名前は「季乃ちゃん」です。




スマートな石に、小篆体・朱文ですっきりと彫り上げました。

「子」の篆書体は人のかたちに似ていますが、
腕にあたる部分を赤ちゃんの手のようにぷっくりさせて、
線の延長に丸いぽっちりも添えて、可愛さを表現してみました。




龍の彫り物がある上質な石です。
辰年の季乃ちゃんにぴったりだと思い、選びました。

実は、「名前印」を彫らせていただいたのには、
もう一つの理由があります。

「蔵書印」として使うためです。




本好きの彩香さんは、季乃ちゃんに様々な絵本を読み聞かせています。
そこで、私が彫ったはんこと共にメッセージを添えて、
こんな風に絵本の裏表紙に貼っているそうです。

絵本を買った時期や場所、季乃ちゃんの反応など、
ママのやさしい想いがいっぱい詰まったメッセージです。




図書カードにもはんこを押して。
彩香さんの知り合いのデザイナーさんがつくったものです。

読んだときに気づいたことを書き込み、
絵本を通じた子どもとの対話や成長の記録に…
というコンセプトで考えられた図書カードだそうです。

学校の図書室を思い出しますね。
なんだか懐かしい。




こちらは栞。
手漉きの和紙に押しています。

以上3点の写真は彩香さんから拝借したものです。

親子の絆を深める大切な絵本に、
私が彫った印を活用してくださってるなんて、本当にうれしい限りです。

使い道もいろいろ。
工夫を凝らしたアイデアに感動しました。

メッセージの意味やはんこの存在を、
小さな季乃ちゃんにはまだ理解できないかもしれませんが、
心にはしっかり伝わっていると思います。

こんなに愛されている季乃ちゃん、しあわせですね。

末永く、かわせみの印をご愛用いただけますように…。

ありがとうございました。



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2013.04.12 Friday

篆刻 オーダーメイド/落款 一文字印 「宣」

徳島県在住のSさんの落款(らっかん)印を制作させていただきました。

書道をされており、半紙作品に押す印です。




「優しく女性らしい中にも凛とした強さを感じる印」

そんなご要望を受けて、丸みのあるやわらかい線が魅力の小篆体を使い、
1.5センチ角の石に朱文でアレンジしました。




彫らせていただいた作品は、名刺サイズの和紙に押し、
かわいいポチ袋に入れてお送りしています。

Sさんは、この作品をお守り代わりとして、
いつも車に乗せてくださってるそうです。

どうもありがとうございます。

これからも末永く、愛用していただけたら嬉しいです。



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2013.03.27 Wednesday

直木賞作家 安部龍太郎 氏 落款 「龍」

今年、第148回 直木賞をご受賞された小説家の安部龍太郎先生。

先日、京都の某所にて受賞お祝いの会が催され、
僭越ながら、私も参加させていただきました。

安部先生を直接存じ上げているわけではありませんが、
京都では何かと良いご縁に恵まれ、お誘いを受けました。

大阪から友人と一緒に参加しましたが、その友人が安部先生のファンで、
「サインに押す落款(らっかん)をぜひプレゼントしたい!」とのこと。

そこで、私が依頼を受け、彫らせていただくことになりました。




「龍」

書体は金文(きんぶん/中国・殷〜周時代に発達した青銅器に鋳込まれた文字)です。

正方形・白文の落款はすでにお持ちでしたので、
今回は、楕円形・朱文の印をデザインさせていただきました。




石は、いつか使おうと思ってずっと手元に置いていた、
「龍」の彫刻入りの青田石。

友人と一緒にプレゼントしたところ、
とても喜んでくださいました。




私もサインの列に並んで、受賞作「等伯」に署名をいただきました。
早速、差し上げた落款を押してくださって、感無量!

自分では、まずまず気に入った印が彫れたと思ってますが、
安部先生はいかがでしょうか。

快く使っていただいて、本当にありがとうございます。
サイン本は、我が家の家宝にいたします。

このたびの直木賞ご受賞、誠におめでとうございます。

かわせみの落款印、末永くご愛用いただければ嬉しいです。



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2013.03.09 Saturday

篆刻 オーダーメイド/落款 一文字印 「理」

神奈川県在住の日本画家、佐々木理恵子さんの落款(らっかん)印を
制作させていただきました。

たまたま「かわせみブログ」にたどり着かれ、
これまでに私が彫った作品を、「シンプルで美しい佇まい」と評してくださり、
このたび、ご指名を受けました。

どうもありがとうございます。

☆佐々木理恵子さんのHP http://sasakirieko.com/




日本画の小品に押す一文字の落款で、
1.5センチ角・朱文の「理」、もしくは「R」がご希望でした。

両方のデザイン案をご提示したところ、この「理」が採用となりました。

中国・殷末〜周の時代に見られる、青銅器に鋳込んだ篆書「金文」をベースに、
私なりのアレンジを加えたもの。

里の縦線に交わる「●」は、金文特有のかたちですが、
この丸いアクセントと、勢いのあるデザインが気に入っていただけたようです。

今年4月に展覧会を開かれますが、その作品に使ってくださるとのこと。

これからも末永く、愛用していただけたら嬉しいです。







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2013.02.22 Friday

墓石彫刻 筆文字 「和」 Vol.2 完成

昨年の秋、墓石に刻む筆文字の依頼を受け、
「和」の一文字を揮毫させていただきました。

※制作風景はこちら >>>

作品を無事に書き終え、クライアント様にも大変喜んでいただいた「和」。
その筆文字を彫刻した墓石がこのたび完成し、
依頼してくだったNさんより、写真が届きました。




シンプルで上品な墓石です。

Nさんからは、

「おかげさまで、他とは一味違った優しくて上品な墓石に仕上がり、とても感激しております」

このような嬉しいコメントをいただきました。
こちらこそ、「かわせみの筆文字」を採用していただいて、感謝です。




私の落款印も彫ってくださいました。

本来は文字の左側に押すものですが、右側のほうがバランスがよかったので、
この位置におさめました。

ご家族が墓石に向かい、手を合わされるたびに、
穏やかで優しい心持ちになっていただけたら、
書き手としてこんなに嬉しいことはありません。

家族の絆を深め、代々受け継がれる「和」。
未来永劫、残されていく筆文字を書かせていただいて、
本当にありがとうございました。

原書は、おうちのほうに飾っていただければ幸いです。






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2012.12.03 Monday

墓石彫刻 筆文字 「和」 Vol.1

先日、東京都にお住まいのNさんより、
「墓石に刻む筆文字を揮毫してほしい」というご依頼を頂戴しました。

現在、お墓をつくっていらっしゃるそうですが、
戒名ではなく「和」の一文字を墓石に彫り込む計画とのこと。

そこで、誰に書いてもらおうかと書家を探しておられたところ、
たまたま「かわせみブログ」にたどり着かれました。

約2年前、同じく墓石彫刻の筆文字として「和」を揮毫しましたが、
ブログで紹介していたその作品を、Nさんはとても気に入ってくださり、
数ある書家の中から、私がご指名を受けました。
ほんとにありがとうございます。

※以前の墓石文字はこちら>>>




採用された「和」。
3パターン提出した中から、Nさんに選んでいただきました。

「和」の旁(つくり)を、丸くてやわらかいデザインにしたのは、
Nさんからのご要望を受けてのことと、家族の輪=和を表現するため。

代々受け継がれる文字ですから、個性よりも普遍性を重んじ、
いつまでも見飽きない安定感のある「和」を目指しました。

納得のいく文字を書きたいと、何度も筆を走らせましたが、
この「和」が書けた時点で、即座に踏ん切りがつき、筆を置きました。
写真は書き上げた瞬間の作品です。

満を持してお見せしたところ、
Nさんも、3つの作品を見比べた瞬間、「コレ」とほぼ決めておられたそうです。

クライアント様と感覚を共有できることは、何より嬉しい。
良いお仕事をさせていただきました。




原書は最終的に、額に飾れるよう裏打ちを施し、落款も押印させていただきました。

N家を象徴する「和」。
何十年、何百年先まで、この筆文字を通して、
ご家族の「和」がつながりますように。

どうもありがとうございました。







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2012.01.20 Friday

書道・調和体作品 オーダーメイド/高橋 優 楽曲

女の子の城、300円ショップの「ミカヅキモモコ」さんの本社事務所(大阪・西心斎橋)に、
今、かわせみの書を飾っていただいてます。

昨年末に書き込み、3週間のお色直し(額装)期間を終えて、今週できあがりました。




アミューズ所属のミュージシャン、高橋 優さんの楽曲「福笑い」の一節です。
(利用許諾番号1200157-201)


「世界の共通言語は 英語じゃなくて 笑顔だと思う」


このフレーズを気に入って、「書作品にしてほしい」と、
私に依頼してくださったのは、社長の物河 昭さん。

素敵な言葉を書かせていただき、どうもありがとうございます。

昨年6月、心斎橋・若松にて、社員の皆さまとデザイン書道講座も開かせていただきました。
(社長の作品と満面の笑みはこちら>>>

そんなご縁がありまして、私は「ミカモモ書道部」の部長に就任。
部長として、「これは腕を振るわねば!」と、何日かに分けてずいぶん書き込みました。
「笑顔」を少し強調してみましたが、いかがでしょうか。

シルバーの瀟洒なフレームは、物河社長が選んだもの。
おかげで、すっきりとした清々しい作品に仕上がったと思います。

実はまだ、私は完成品を目にしておらず(額屋さんから会社へ直送してもらったので)、
物河社長がフェイスブックにアップされた写真を拝借しました。

社長のおともだちからも、続々と感想が入っております。
(物河社長のFBはこちら>>>




これは我が家にて、書きたてほやほやの作品。
サイズは半切3分の2くらいです。




落款(らっかん)は、ずいぶん前に彫った朱文の印。
なかなか使う機会がなかったのですが、
ようやく陽の目を見ることができました。

これから毎日、私の作品を会社で見てくださる物河社長、そして社員の皆さま。

朝、この書を見て、「今日も一日がんばろう!」と思っていただけたら嬉しいです。




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2012.01.18 Wednesday

篆刻 オーダーメイド/落款 一文字印 「え」

早速、水野鍛錬所さんの印刀で彫ってみました。

昨年末に落款(らっかん)の依頼を受けた、
アロマコーディネーター・英佳(えいか)さんの印です。




「え&セージの葉」

セージの香り、ぷっくりとした葉の感じがお好きだそうで、
その葉をあしらったあたたかな雰囲気の「え」の一文字印がご希望でした。

セージの葉の写真を参考にしながら、まずは3案のデザインを制作。
英佳さんは水墨画もたしなまれており、
作品に押すための印をお望みだったので、
今回は墨絵のじゃまにならないよう、3案とも朱文でご提案しました。
そのうちから選ばれたのが、写真の「え」です。

石は1.8センチ角の緑凍石を使用。
頭に中国風の彫り物がある上質なものです。

水野さんの印刀は、小気味よい彫り味で、
しかも重みがあるのでざっくりと深く彫れます。

なめらかで彫りやすい石質だったこともあり、
ミスは皆無で下書き通りに彫り上げることができました。

英佳さんはご自身の落款を始めて持たれたそうで、
印をお渡しすると、とても喜んでくださいました。
「特に左端の葉が飛び出た感じがいい!」との感想を頂戴しました。

末永く愛用していただければ嬉しいです。
いつか、この落款を押した水墨画を見せてくださいね。

どうもありがとうございました。







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2011.09.23 Friday

篆刻 オーダーメイド/落款 ロゴ印 「鮎」

先日、広島・福山市にお住まいの「鮎さん」の落款印を制作させていただきました。

依頼してくださったのは、鮎さんのお母さま。
お嬢さまへ落款印をプレゼントするために、
篆刻に関連するサイトを調べてみたそうですが、
その際、たまたま「かわせみブログ」にたどり着かれ、
オーダーメイド印のコーナーを見て気に入ってくださったとのこと。
どうもありがとうございます。

鮎さんは最近、仕事を独立されたそうで、
「新しい名刺にも使えるロゴ的な落款」をご希望されました。

そこで、今回は読みやすさよりもデザインを優先した下絵を3つご提案。
その中から選ばれたのがこのデザインです。




中国・殷周時代の篆書を少々アレンジしています。
字書で調べたところ、この時代には「鮎」という文字がまだなかったようなので、
「魚」と「占」の二文字を組み合わせました。

「魚」はどうみても絵ですが、これは古代に使われていた漢字です。

「魚の漢字のルーツって、なんてかわいいんだろう!」と思い、
私自身、この文字にとても惹かれ、
さらに、魚が上を向いているので仕事も上向きになるような、
縁起のよさも感じて取り入れました。




お仕事の独立記念でもある落款印。
押印した作品は、京都・嵩山堂はし本のおめでたい松柄のポチ袋に入れてお渡ししました。

末永く、ご愛用いただければ嬉しいです。







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