かわせみの生活 ブログ / 和の暮らし 一期一会

伝統的な和のアイテム、文房四宝、四季折々の自然。忘れかけた古きよき日本の姿を、かわせみの視点でご紹介。
和文化の中で愉しむ密かな一期一会は、かわせみの創作の原点です。

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2008.07.23 Wednesday

表札 筆文字 Vol.3 「木材加工」/山本邸

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少し間があきましたが、引き続き、山本邸の表札。
(Vol.1はこちら>>>  Vol.2はこちら>>>



山本さんが選んだ木材はこれ。表皮を残した桜。
薄い色味が初々しいですね。
厚みは4センチほど。

さて、名前を書く前に、ひと仕事。
墨がにじまないよう、木材の表面をフラット&ツルツルに加工しなければなりません。
近所のコーナンへ行ってみたところ、表面の加工はやっていないとのことで、
これはもう、自分でするしかありません。



準備したのは、サンドペーパー(400番と1000番)、「との粉(とのこ)」。

まずは400番の粗めのサンドペーパーで木の表面をざっくりと削ったあと、
細かい1000番で整えます。そのあと、「との粉」を使用。

との粉とは、さらさらの土のような微粉末で、木の目地を埋める役目をしてくれます。
粉末を水で溶き、ペースト状に練ったものを、布を使って木の表面にすり込んでいきます。



手前がとの粉を練ったもの。
乾くのが早いので、手早くすり込まねばなりません。
これで、木の目地がとの粉によって埋まり、フラットになるというわけです。
ペースト状のとの粉は濃い茶色ですが、
木材にすり込んでも色味が変わるようなことはなく、
天然の木の風合いはそのままです。

木材には、目には見えないほどの細かなミゾがたくさんあります。
このミゾをなくす処理をしていないと、
筆文字を書いたとき、墨がミゾに入ってにじんでしまうんです。



今回使用する墨は、開明の「木簡墨(もっかんぼく)」。
木の表札や、お盆によく見る塔婆を書くのに適した墨。
ドロッとした濃墨で、にじみが抑えられるうえに、耐水性もあります。

これで、準備は万全。
次回はいよいよ完成品のご紹介です。


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