かわせみの生活 ブログ / 和の暮らし 一期一会

伝統的な和のアイテム、文房四宝、四季折々の自然。忘れかけた古きよき日本の姿を、かわせみの視点でご紹介。
和文化の中で愉しむ密かな一期一会は、かわせみの創作の原点です。

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2012.01.16 Monday

篆刻 印刀/水野鍛錬所 Vol.2

本日は、水野鍛錬所さんの工房をご紹介します。




旧紀州街道に面した水野鍛錬所。
ちんちん電車(阪堺線)「綾ノ町駅」の近くにあります。

清冽な白壁と落ち着いた木の格子が、この界隈でひときわ目立ってます。
道に面したお店は2年前に改装したモダンなつくりですが、創業は140年前。
今もなお当時の技術を守りながら、職人さんが一本一本、
手塩にかけて鍛錬されています。

こちらには、全国でも希少な女性の鍛冶師がおられるとのことで、
お会いするのが楽しみでした。

店先で出迎えてくれたのは、5代目の水野七菜子さん。
たまたま、年末に某TV番組で水野鍛錬所さんが紹介されているのを拝見しましたが、
実際の七菜子さんは、TVで見るよりもっと可愛らしい。
過酷な鍛鉄を仕事にされているとは思えないお姿。
そのギャップがまた、魅力なのでしょう。

快く、奥の工房を案内してくださいました。




うす暗い工房は、雑然としているようで、
でも厳かな、ピンと張り詰めた空気に包まれています。

使い込まれた古い古い道具がたくさん。
表通りの喧騒から風景が一変し、
いきなりタイムスリップした気分です。

奥のほうで、七菜子さんのご主人が作業をされていました。




作業途中の印刀。
素材は「青はがね」だそうです。

この無骨な素材を鍛え上げることによって、
輝きを放つ美しい印刀が生まれるのかと思うと、感激。




火をおこす釜。
左横にあるのは、釜に風を送るための「鞴(ふいご)」。
昔ながらの木の鞴を使っているのは、他では類を見ないとか。

今は冬場なので工房内は寒々としていますが、夏場はサウナ状態になるそう。
尋常じゃないほど高温な火種を扱うので、危険も伴う過酷な仕事場です。

そんな中から生み出される水野さんの刃物には、
身を粉にしてものづくりに徹する職人のいのちが宿り、
それゆえに、力強さを感じます。

今回つくっていただいた印刀も、手にとると奥深い重みが伝わってきます。
一生ものの宝物として、この印刀を大切に使わせていただこうと思いました。

水野さん、どうもありがとうございました。






【水野鍛錬所】

 堺市堺区桜之町西1−1−27 
 TEL 072−229−3253
 平日/9時〜18時、土日・祝日11時〜16時
 http://www.mizunotanrenjo.jp/
 


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コメント

七菜子さま
ブログ、見てくださってうれしいです!
こちらこそ、先日はご丁寧に対応してくださって、どうもありがとうございました。
篆刻刀は、一生大切に使わせていただきます。
また違うサイズのものが欲しくなったら、そのときはよろしくお願いいたします。
2012/01/22 11:03 PM by kawasemi
水野鍛錬所の七菜子です。先日はお越しくださり、篆刻刀もお求めくださってありがとうございました。ブログにも何回にもわたって紹介してくださってとても嬉しく拝見しました。篆刻刀は真ん中あたりまで焼きを入れていますので、永くお使いいただけると思います。これからもご愛用いただけましたら光栄です。今後ともよろしくお願いします。
2012/01/18 8:41 PM by nanako

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