かわせみの生活 ブログ / 和の暮らし 一期一会

伝統的な和のアイテム、文房四宝、四季折々の自然。忘れかけた古きよき日本の姿を、かわせみの視点でご紹介。
和文化の中で愉しむ密かな一期一会は、かわせみの創作の原点です。

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2009.06.17 Wednesday

第27回 朝日現代クラフト展/黒小箱―工芸的建築 2

先日ご紹介した「黒小箱」。
制作者は建築家の中村博明さん。
私がこの「黒小箱」と出会ったのは、もう一昨年前のこと。
当時は、篆刻の石をおさめる「印箱」として作られており、
その手の込んだ端正なフォルムが私の目を奪いました。

そして今年、さらに改良を加えられ、
バージョンアップした「黒小箱」が、
「第27回 朝日現代クラフト展」に入賞。
先月、梅田・阪急百貨店で展示されており、
もちろん、私も行ってまいりました。

入賞された作品は、形違いで全10個。
展示品なので、きっと触ってはだめなのだろうと思いつつも、
我慢できず、こっそり蓋をあけてみました。

内部は、従来にはなかった「壁」とおぼしき天然木に囲まれ、
その木質が、どれも違う種類なのです。

せっかくなので、私も記念にひとつ購入することに。
すでに4つが完売していたので、残り6つの中からセレクトしました。

発送まで時間がかかるということで、自宅で待つこと約半月。
そして、ようやく届きました!



世界にひとつだけの「黒小箱」。
屋根が8面体になっており、
外壁には、窓に見立てたスリット状の凹凸があります。
10個の作品中、一番複雑な外観です。

私がこの作品を選んだ理由は、
制作途上における苦労の痕跡を感じること、
中村さんにとって、「この黒小箱は小さな建築である」ということから、
最も家の佇まいに似たファサードであること。
そして3つ目は、私は自分の家を持たないので、
この「黒小箱」を、初めて自分で買ったマイホームにしようと思ったからです。



中はこんな感じ。
壁面は、丁寧に塗装された天然木。(実際はもっとダークな色味です)

さて、この空間を何で埋めようか。

最適なものが見つかるまでは、しばらく空っぽのまま、眺めておきます。


※中村さんへ
 この木の材質は何ですか?

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コメント

中村さん

お便りありがとうございます。
そして、ご受賞おめでとうございます!
ひとつ購入させていただきました。
とても悩んだのですが、最も複雑な形にしました。

10個も出展されているとは露知らず…。
しかも、すべて違う形で…。
完成まで、かなりの道のりがあったであろうと、
お察しいたしました。
それぞれに個性があって、ひとつひとつ、素敵でしたよ。

一位(イチイ)という樹種なんですね。
おっしゃるとおり、とても硬そうです。
落ち着いた濃茶が、私はとても気に入ってます。

中に入れるものを、早く見つけたいです。
2009/06/18 11:33 PM by kawasemi
ご購入頂き、ありがとうございました。
一番手の込んだ黒小箱の居場所が判明して、
何かほっとしたような気分です。
樹種は一位(イチイ)という針葉樹です。
建築ではあまり使いませんが、彫刻ではよく使われるようです。
針葉樹にしては目が詰まっていて、結構硬い木です。
濃茶に色を付けてオイルで仕上げています。
中に何を入れてもらえるか、楽しみにしています。
2009/06/18 7:37 PM by 中村です

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