かわせみの生活 ブログ / 和の暮らし 一期一会

伝統的な和のアイテム、文房四宝、四季折々の自然。忘れかけた古きよき日本の姿を、かわせみの視点でご紹介。
和文化の中で愉しむ密かな一期一会は、かわせみの創作の原点です。

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2009.03.10 Tuesday

上方伝統芸能ナイト/大阪・山本能楽堂

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書道教室を終えた土曜日夜、
道具の入ったスーツケースをごろごろとひっぱり、向かうは「山本能楽堂」。



谷町四丁目のオフィス街に鎮座する「山本能楽堂」は、
大阪にある能楽堂の中でも最も歴史が古く、創立は1927年。
ここで、毎月第1・第3土曜日夜に「上方伝統芸能ナイト」というイベントが開催されており、
久しぶりのメンバーとともに、行ってまいりました。



後ろ姿も麗しい、着物美女3名。
2階席より能舞台を見学中。

ご同行したのは、私の着付けの先生、ツバキ庵マミ先生と、
キモラク連(着物で落語を見る会)会長で、繁昌亭でお茶子をされている桃葉さん
そして、同じくツバキ庵生徒のKさんです。

私は残念ながら、書道教室の帰りということで、着物は断念。
皆様の手馴れた着こなしは、いつ拝見しても惚れぼれとします。
モダンかつ艶やかな3名を目の前に、
着物が着れず、じたんだを踏むこの日の私。
うらやましく指をくわえつつも、しっかり目の保養をさせていただきました。
お美しい着物姿は、どうぞ皆様のブログにてご覧ください。

さて、本題の「上方伝統芸能ナイト」。
“初心者のための”という枕詞がついておりまして、
関西を代表する4つの上方伝統芸能を、解説つきで各15分、
ダイジェストで上演するというもの。
毎回、公演内容が異なる「一期一会の催し」です。

3月7日(土)の演目です。

◎活動写真…小崎泰嗣氏
◎女道楽…内海英華師匠(三味線漫談)
◎能…<忠重>河村栄重氏
◎落語…桂阿か枝氏



能舞台にセットされているのは、活動写真のスクリーン。
ちょうど、私の席の隣が映写機のあるポジションで、
弁士・小崎泰嗣氏による臨場感あふれるセリフとともに、
手動式のテープがカタカタと鳴るアナログな音も楽しめました。
ちなみに演目は、嵐寛寿郎主演の時代劇「御家人桜」と切り絵アニメの「大江山」。

続いて「女道楽」。
「女道楽」とは、私も存じ上げませんでしたが、
落語の合間に三味線や唄、踊りを披露する「色もの」と呼ばれる演芸のことで、
上方(関西)では大正期が全盛だったとか。
東京ではすでに息絶えた伝統芸能となってしまいましたが、
それを、上方で復活させたのが内海英華師匠です。

三味線を自由自在にあやつりながらの軽妙なおしゃべり、
風格ある都都逸に、間合いの絶妙な掛け声。
そして、雉(きじ)文様の着物に身を包んだ英華師匠が、
なんといっても色っぽい。
こんなに「粋」な伝統芸能があったのかと、目からうろこの体験でした。
15分間、拝見・拝聴しただけですが、
英華師匠の内から湧き出る艶めいた魅力は、相当にレベルが高い。
ぜひお近づきになってみたいものです。

さて、途中の「体験コーナー」では、
お客の代表が能舞台にあがり、鼓の囃子(はやし)を体験。

このフランクさが、「山本能楽堂」のいいところ。
一般のお客に惜しみなく能舞台を提供し、
公演中でなければ写真も自由に撮らせていただけます。
会場へは玄関で靴をぬぎ、個人宅へ「おじゃまします」と入る感じ。
中は畳席でくつろげるし、演者との距離もかなり近い。
そして、こんな軽食もついてます。



おこわのとん蝶
マミ先生のおすすめだけあって、とても美味しかったです。

「体験コーナー」の後は、能、落語へと続き、おひらきとあいなりました。



桂阿か枝さんの舞台がひけたところ。
繁昌亭の高座も大好きですが、能舞台で観る&聴く落語は情緒たっぷりで、
いつもとはひと違う世界観を楽しめました。

●上方伝統芸能ナイト/山本能楽堂
 毎月第1・第3土曜日開催 19時〜20時40分

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