かわせみの生活 ブログ / 和の暮らし 一期一会

伝統的な和のアイテム、文房四宝、四季折々の自然。忘れかけた古きよき日本の姿を、かわせみの視点でご紹介。
和文化の中で愉しむ密かな一期一会は、かわせみの創作の原点です。

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2017.07.04 Tuesday

落款(らっかん)印 オーダーメイド 2種/「職」 「然」

東京在住の料理人、Kさんの落款印を2種彫らせていただきました。

ご紹介します。


「職」


職人気質を大切にされているそうで、「職」の一文字がご要望でした。
名刺に押す1.2cm角の印です。

スタンダードな小篆体ですが、どこかに個性を出したくて、
「耳へん」を包丁に見立てました。


「然」


この印は、私のほうからご提案させていただいたデザインです。

事前のヒアリングによるとKさんは、
“マクロビオティックを取り入れたフレンチの料理人”とのこと。

そこで、自然から端を発し、「然」の文字が思い浮かびました。

「然」は、火が燃えさかるという意味を持ちます。

左側のモチーフは炎、もしくは水のしずく、種や米粒…
料理には欠かせない大事な要素を、ひとつのカタチに込めました。

「職」が朱文なので、2作目の「然」は朱文と白文のミックスです。

コンセプチュアルな自己満足の作品ですが、
それを快く受け入れてくださったKさんに感謝いたします。

2つとも大変お気に召していただき、ご丁寧なお礼の言葉も頂戴して、
作家冥利につきるお仕事ができました。

末永くご愛用いただければ幸いです。

Kさん、どうもありがとうございました。


 

 

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2017.06.20 Tuesday

落款(らっかん)印 オーダーメイド/「南風」 Vol.2

昨年、落款印をご依頼くださった静岡在住の前衛書家さんより、
引き続きオーダーを頂戴しました。


雅号「南風」 (寸法/2cm角)

※1作目の落款印はこちら>>>


ご要望は、「押すのが楽しくなるような印」。

水瓶座で好きなモチーフはハート…
事前にヒアリングした内容を反映させていただき、
かわせみのオリジナルデザインを考案。

1作目と同じく草書を採用し、軽快で遊び心のある印に仕上げました。


末永くご愛用いただければ嬉しいです。

南風さん、どうもありがとうございました。

 

 

 

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2017.05.06 Saturday

比叡山延暦寺 オリジナル扇子 和歌揮毫

世界文化遺産「延暦寺」×書家「川瀬みゆき」のコラボ扇子ができました。

非売品のオリジナルグッズです。

延暦寺 西塔エリアで開催中の「さくら祭り」にて、
抽選で当たったラッキーな方へプレゼントいたします(5月7日まで)。

 

しっとりとした夜桜のシーンに、慈鎮和尚の和歌をしたためました。

らっかん印は、桜の花びらをイメージしたかたちです。


世の中に
山てふ山は多かれど
山とは比叡の
御山をぞいふ

(拾玉和歌集より)


<意味>
山といえば高い山、形の良い山など、
それぞれに特徴や故事で有名な山が無数にありますが、
ただ山といって通用するのは比叡山だけです。
天子の本命をお祈りする道場であり、国の平和を祈る道場だからです。


ちょうど今、桜満開の比叡山延暦寺。
新緑も美しく、色彩のコントラストが実に鮮やかです。

GWも残り少なくなりましたが、ぜひお出かけくださいませ。


 

 

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2016.09.28 Wednesday

錫の書/京都 香老舗 「林龍昇堂」

今年4月、京都のギャラリー・紅椿それいゆで開催した「和鏡&書 〜ひかり いのり〜」。

鏡師・山本晃久さんとコラボレーションさせていただいたこの企画展で、
金属を使った立体的な書作品「錫の書」が生まれました。

※「錫の書」の展示風景、作品解説はこちら(2016年4月) >>>
 

その新作が、京都の香老舗 林龍昇堂さんの店頭に展示されています。

 

「龍」

店名の一文字を書いた「錫の書」は、林龍昇堂さんからのオーダー。
世界唯一のオリジナル作品として、山本さんと制作させていただきました。

デザインのご要望は…

「龍が昇るがごとく、お香の煙が立ち昇るがごとく、躍動感のある作品」

クライアントの意見を踏まえ、行書と草書で数パターンを揮毫しました。
その中から選ばれたのが、草書で仕上げた写真の「龍」です。

背景パネルの長辺は約70センチ。
銀色の輝きが映えるよう、深い濃紺で塗装しました。

パネルも特注品です。
 

創業は江戸時代末期。

古いお店のファサードにあるショーウィンドーに飾っていただいてます。
前の通りから誰でも眺められるポジションです。

林龍昇堂さんのブログでもご紹介いただきました >>>

とても気に入ってくださっているとのこと。
光栄です。

輝きを放ち、天に向かって立ち上るこの「龍」のように、
お店も益々繁栄しますよう願っております。

このたびはオーダーをいただきまして、誠にありがとうございました。

 

 

 

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2016.07.25 Monday

落款(らっかん)印 オーダーメイド/「南風」 Vol.1

静岡ご在住の前衛書家さんより、落款印のオーダーをいただきました。


雅号「南風」の一文字をとって「南」。

長辺2.2センチの三角形の石に、
草書をアレンジしたかわせみオリジナルの書体をデザインしました。

南風さまのご要望は、「遊び心のある印」。

他にも篆書体など数種類のデザインをご提案したところ、
丸みのある優しい雰囲気の書体をセレクトされました。

以下、南風さまから届いたご感想のメールを抜粋させていただきます。

*****

どれも素敵でしばらく楽しく眺めておりましたが、
このデザインが米粒や竪琴のように見えてきました。
作品におめでたいイメージの米粒の印を、
植えるように押したら素敵だなぁ♪と思います。

 

この「南」に続き、2作目の落款印もオーダーいただきました。

どうもありがとうございます。

次の作品も、心を込めて彫らせていただきますね。

 

 

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2015.06.28 Sunday

軸 オーダーメイド/水滴〃

オーダーいただいた新作のお軸「水滴〃」(みずてきてき)。




京都・茶道裏千家「
芳心会」(木村宗慎先生主宰)のお茶事で掛けていただきました。

ご亭主は、芳心会の社中で私の友人、輝美さん。
このお軸をご依頼くださった方です。

開催は6月21日、梅雨の候。

輝美さんがセレクトした文言「水滴〃」にあわせ、
雨粒したたるような、潤いのある作品を目指しました。

写真では分かりづらいのですが、紙は淡いブルーを使用。
その周囲は、「虹」をイメージしたグラデーションカラーの布、
上下には「水雲」柄の濃いブルーをあしらい、全体を引き締めています。

ご要望は唯ひとつ、「モダンな作品」。
あと書風も軸装のデザインも、私におまかせくださいました。




床の間の茶花は、天を一直線にさす潔いトクサ、足元には清々しいトラノオ。
お能のかずら桶に見立てた花器に生けて。

そんな粋なしつらえ。

お茶事には私も参加させていただきました。

懐石はイタリアンのシェフが手がけ、茶碗も袱紗も屏風も、
ご亭主がこだわり抜いた個性的なセレクト。
正式なお茶事なのに遊び心もあり、とても楽しいお茶会でした。

以下2点は、表具店で撮影したものです。




飛沫から始まる序章。
続いて、水の流れへと。




終焉は、「〃」と丸い落款も含めて、しずくのイメージで〆ました。


これからも毎年めぐる梅雨の季節、
このお軸を思い出して、掛けていただけたら幸いです。
末永く、お手元に置いてご鑑賞くださいませ。

このたびはご依頼いただきまして、どうもありがとうございました。



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2015.06.12 Friday

蔵書印 オーダーメイド/「靖」

オーダー印を彫らせていただきました。

渡邊靖さんの蔵書印です。




「蔵書印だけど、他の場面でも使える印。ちょっと大きめで」

そんなご要望でした。

私の石コレクション中から、上質な2.5センチ角の石材をセレクト。
書体は漢代の印篆です。

お名前が3文字なので、もう1つ、何か絵的なデザインを加えて方形に収めたいと思い、
靖さんの星座「射手座」のモチーフをあしらいました。

旧字体の「邊」が最大の山場でしたが、
朱文ですっきり彫り上がりました。




篆刻印は一生もの。
手間ひまかけて彫るだけの価値は十二分にあると思います。

末永く、お手元に置いてご愛用くださいませ。

ご依頼いただきまして、どうもありがとうございました。







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2015.02.09 Monday

落款(らっかん)印 オーダーメイド/「雅彦」

兵庫・丹波焼の偉才と称される市野雅彦さん。
海外でも評価が高く、日本を代表する陶芸家のお一人です。

このたび、市野さんからのご依頼で、落款印を制作させていただきました。




「雅彦」

隷書を採用しました。




石材はこちらを使用。

正円と方形の2顆(か)が連結したユニークな石。
獅子の親子の印鈕(いんちゅう)も細工が見事で、臨場感にあふれています。




1つの石材でありながら、2つの印を同時に間違いなく押せるすぐれもの。

ご本人にも、大変気に入っていただきました。

市野雅彦さんは個展の際、
丹波の土で揮毫した書を陶芸作品とともに展示されることがあります。
この落款印は、その書作品に押されるとか。

末永く、ご愛用いただければうれしいです。

どうもありがとうございました。
 


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2015.02.06 Friday

墓石 筆文字 「和」

墓石に刻む筆文字「和」を揮毫させていただきました。
東京都にお住まいのAさんからのご依頼です。



温かく、優しく、そして強く。

そんなイメージで書き上げました。

墓石文字はこれまでにも何度か書かせていただいてますが、
ご家族、ご先祖さまが眠る大切なシンボルだけに、
いつも責任を感じながら、真剣に筆をとってます。

Aさんに、なぜ「和」を刻もうと思われたのか、なぜ私に依頼されたのか、
理由をおたずねしてみると、こんなお返事をメールで頂戴しました。

掲載のご了承をいただきましたので、そのままご紹介します。


*****
父は家族をとても大事にしてくれました。
僕は父が亡くなった今でも、困ったときや迷ったときには「父ならどうしただろう?」と考えます。

亡くなってしまっても、どこかで見ていてくれる、どこかでつながっている。
それが家族の「和」であり、お墓は父や、これから入るであろう母との家族の和を感じられる場所にしたい、
そういう思いで温かみのある、かつ凛としたところのあるカワセミさんの「和」に惹かれた次第です。
*****


拝読後、胸がジンとしました。

永年引き継がれるご家族を象徴する「和」。
私が揮毫させていただけたこと、身に余る光栄です。

原書は額に飾っていただけるよう、落款も心を込めて押印。

とても素敵なお仕事をさせていただきました。

どうもありがとうございました。


(※作品の転用は固くお断りいたします)
 


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2013.11.03 Sunday

篆刻 オーダーメイド/名前印 「季」

私の友人で、たびたび「かわせみブログ」にもご登場いただいてる彩香さん。
昨年、女の子をご出産されました。

お祝いに差し上げた命名書(一文字書)に続き、
このたび、お子さまの「名前印」を彫らせていただきました。

「1歳のお誕生日の記念に」という彩香さんからのご要望です。

☆命名書はこちら >>>




「季」

お名前は「季乃ちゃん」です。




スマートな石に、小篆体・朱文ですっきりと彫り上げました。

「子」の篆書体は人のかたちに似ていますが、
腕にあたる部分を赤ちゃんの手のようにぷっくりさせて、
線の延長に丸いぽっちりも添えて、可愛さを表現してみました。




龍の彫り物がある上質な石です。
辰年の季乃ちゃんにぴったりだと思い、選びました。

実は、「名前印」を彫らせていただいたのには、
もう一つの理由があります。

「蔵書印」として使うためです。




本好きの彩香さんは、季乃ちゃんに様々な絵本を読み聞かせています。
そこで、私が彫ったはんこと共にメッセージを添えて、
こんな風に絵本の裏表紙に貼っているそうです。

絵本を買った時期や場所、季乃ちゃんの反応など、
ママのやさしい想いがいっぱい詰まったメッセージです。




図書カードにもはんこを押して。
彩香さんの知り合いのデザイナーさんがつくったものです。

読んだときに気づいたことを書き込み、
絵本を通じた子どもとの対話や成長の記録に…
というコンセプトで考えられた図書カードだそうです。

学校の図書室を思い出しますね。
なんだか懐かしい。




こちらは栞。
手漉きの和紙に押しています。

以上3点の写真は彩香さんから拝借したものです。

親子の絆を深める大切な絵本に、
私が彫った印を活用してくださってるなんて、本当にうれしい限りです。

使い道もいろいろ。
工夫を凝らしたアイデアに感動しました。

メッセージの意味やはんこの存在を、
小さな季乃ちゃんにはまだ理解できないかもしれませんが、
心にはしっかり伝わっていると思います。

こんなに愛されている季乃ちゃん、しあわせですね。

末永く、かわせみの印をご愛用いただけますように…。

ありがとうございました。



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