天神祭 船渡御
日本三大祭りのひとつ、天神祭。
クライマックスを迎える7月25日夜、「船渡御」(ふなとぎょ)に乗船しました。
大阪府民として、一度は乗ってみたかった「船渡御」。
このたび、ご招待してくださるという殊勝なお方がおられまして、お言葉に甘えました。
生まれて初めての体験です。
私が乗り込んだのは「アサヒスーパードライ号」。
「船渡御」とは、大川など大阪の中心部を流れる川に、
約100隻の祭り船が繰り出す勇壮な行事。
菅原道真の神霊を祭る御鳳輦船(ごほうれんせん)をはじめ、
有名企業や大学、地元の天神橋筋商店街、各種団体等が参加し、
提灯やのぼりで豪華に飾った多彩な船々が行き交います。
航路は約7キロ。
3時間たっぷりと満喫してきました。
こちらは上方を代表する伝統芸能「文楽」の船。
船が行き交うたびに、「大阪締め」でご挨拶。
川の上でつながる祭りの一体感は、水の都・大阪ならではです。
乗船すると、すぐにお弁当とビールが配られます。
ビールはもちろんスーパードライ、飲み放題。
今は「ブラック」がおすすめだそうです。
お弁当は、料理研究家・奥村彪生 先生のメニュー。
もりだくさんです。
予想以上に美味!
一品一品にこだわりを感じました。
ボリュームも満点。
大阪の橋はとても低い。
橋桁が頭すれすれに迫る場面も。
出航して30分くらい経つと、花火が上がり始めました。
打ち上げは1ヶ所ではなく、数ヶ所に分散しているため、
真正面に、真上に、後方に、さまざまな角度から楽しめます。
水面にも大輪の花が咲いて、二倍の華やかさ!
能船とすれ違いました。
かがり火をたき、能舞台をしつらえています。
幻想的で、最も印象的なお船でした。
クライマックスの花火は、真正面で楽しめました。
これまで眺めた花火の中で、一番近くて美しい。
思い出に残る一瞬。
今年は例年にない猛暑で、とにかく蒸し暑かった天神祭。
でも、夏祭りは暑いほど盛り上がるもので、
私も大阪の熱気を十二分に感じてきました。
船渡御のおかげで、3年前に誂えた夏着物がようやく陽の目を見ました。
天神祭は終わりましたが、大阪の夏は、まだまだこれからが本番です。
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